4着に食い込んだスルーセブンシーズ(撮影・平松さとし)
「凱旋門賞・仏G1」(1日、パリロンシャン)
日本から唯一参戦した5番人気の
スルーセブンシーズは、後方から力強く伸びたものの、4着に終わった。優勝したのは、後方4番手で運んだC・デムーロ騎乗の1番人気
エースインパクト。
フランスの3歳馬が、デビューから無傷6連勝で世界の頂点に立った。2着は2番人気の
ウエストオーバー、3着には13番人気の
オネストが入った。5着は、日本産でハーツクライを父に持つ7番人気
コンティニュアスだった。
見届けた尾関師は、時折涙ぐみながら「もう少しいいポジションで競馬ができると思ったけど、想定よりも後ろになってしまいました。ヨーロッパのペースで少し力んだところもありましたね。直線は本当にどこまで前をとらえるかと思うくらい伸びてくれました。素晴らしいポテンシャルを持った牝馬ですね」と、支えてくれた関係者と奮闘した愛馬に感謝していた。
ルメールは「返し馬ですごく一生懸命走っていたので、彼女にプレッシャーをかけたくないと思っていました。2400メートルを走るのは久々だったので冷静に走らないといけませんでした。ずっとハミを取っていて、エネルギーが無くなったんですが、直線はだんだんと伸びてくれて、スムーズに競馬ができました。最後まで頑張ってくれましたね。すごくいいパフォーマンスをしてくれました」とパートナーをたたえつつ、「また凱旋門賞に
トライしないといけません」と前を向いた。