「マイルCS・G1」(19日、京都)
G1初制覇に向けて、追い風が強まってきた。前走の富士Sで強烈な末脚を発揮して2着に追い上げた
レッドモンレーヴは6枠12番に決定。12番ゲートは
レッドモンレーヴ、そして管理する蛯名正師がともにJRA重賞初制覇を決めた5月の京王杯SCと同じだ。
吉兆とも言える枠番に「偶数でいいんじゃない。京王杯SCと一緒なら、なおさらいいじゃない」と師。騎手時代には99年(エアジハード)、02年(
トウカイポイント)と2度制覇。レース史上初の騎手&調教師双方Vに向けて視界は良好だ。
状態も急上昇している。美浦Pでの15日の追い切りでは馬なりのまま併入。ラスト1F11秒8と素軽さが目立つ動きだった。そして輸送を翌日に控えた17日は美浦坂路で2本。2本目に4F58秒4-14秒2と、少し速い時計を出した。「馬の気分に合わせて滞りなく順調に来ている。輸送も問題なさそうだね」とトレーナーは上機嫌だ。
タイキシャトル、
グランアレグリアなどの名マイラーを数多く手掛けた藤沢和雄元調教師から引き継いだ秘蔵っ子。この秋に大ブレークを果たすか注目だ。