ラストランとなった船橋記念を逃げ切ったキモンルビー
重賞4勝 初年度の相手は
コパノリッキー 第68回船橋記念・S3は11月30日、船橋競馬場でス
プリンター10頭が1000メートルを争った。
このレースを最後に引退することが発表されていた1番人気の
キモンルビー(御神本訓史)が好スタートからハナを奪い、直線でも後続の追撃を許さず、
プライルードに3馬身差をつけて圧巻の逃げ切り。第66回(22年)に続く同レース2勝目、重賞4勝目を挙げて有終の美を飾った。
引退レースも快速ぶりを発揮。絶好のスタートを切ってハナという得意の形に持ち込んだ
キモンルビー。直線に入っても、追いつけるラ
イバルはおらず、3馬身差でゴールに飛び込み、ラストランを勝利で飾った。
「最初の一完歩目が一級品。パドックで、勝って帰ろうとルビーに伝えていた。その通りになって感無量」と御神本。
また、Drコパこと小林祥晃オーナーは、「昨年の習志野きらっとスプリントで2着。どうしても勝ちたいと引退を1年伸ばしてやってきた。ここまで40戦。本当に頑張ってくれた」と愛馬をねぎらった。
南関東が誇る快速娘は、これから母となる第二のステージへ進む。初年度の相手は
コパノリッキーとなる予定だ。
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キモンルビー◇ 父
コパノリチャード、母キモンレッド(父サウスヴィグラス)。船橋・川島正一厩舎所属の牝6歳。北海道新ひだか町・西村和夫氏の生産。通算40戦19勝(うちJRA10戦0勝)。総収得賞金は1億2497万8000円(うちJRA77万円)。主な勝ち鞍は船橋記念・S3(22年)、川崎スパーキングスプリント・S3、習志野きらっとスプリント・S1(23年)。馬主は小林祥晃氏。