来春のクラシック戦線に向け、現2歳馬世代を独断で格付け。ランキング形式でお届けします。
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牝馬は阪神JFが行われ、無傷3連勝で
アスコリピチェーノがV。3位から2位に
ランクアップした。この日の阪神は時計の出やすい高速馬場ではなかったが、1分32秒6のレースレコードを記録。内容も道中は中団で折り合い、直線で前が開くと瞬時に反応して鋭い決め手を発揮と優等生の競馬だった。スケールの大きさから1位は
チェルヴィニアとしたが、僅差の2位だ。
3位にこのレースで2着の
ステレンボッシュがランクイン。勝ち馬と同じような形でレースを進め、最後は競り合いの末に敗れたが、レースぶりは良かった。距離が延びていいタイプで、まだ伸びしろはある。
牡馬の順位変動はなし。朝日杯FSのレース結果に注目したい。
葉牡丹賞を無傷2連勝で制した
トロヴァトーレをピックアップ。
レイデオロ産駒で、父はこのレースを制してダービー馬となった。V時計2分0秒4は平凡だが、上がり3Fは中山で33秒9を記録と目を引いた。レース後にビュイックが「ダービー候補の1頭として名乗りを上げる馬だと思います」と絶賛。世界的名手のお墨付きという点も強調材料として挙げられる。