Mデムーロの手綱で初陣を飾ったトップオブザロック(中、カメラ・高橋 由二)
 
 12月17日の阪神5R・2歳新馬(芝1800メートル=10頭立て)は、6番人気の
トップオブザロック(牡、栗東・石坂公一厩舎、父
ルーラーシップ)が首差で勝利した。勝ち時計は1分49秒0(稍重)。
     スタートから積極的に促され、内の5番手へ。直線入り口では進路を探しながらだったが、スペースを確保するとパワフルに伸び、抜け出していた
シルバーカレッジ(クリストフ・ルメール騎手)をゴール前でとらえた。
     同馬の半姉は21、22年にターコイズSを連覇した
ミスニューヨークで、前日16日のターコイズS(3着)で引退。姉の主戦だったミルコ・デムーロ騎手は「間違いなくいい馬。調教からすごく良かった。返し馬で行きっぷりが良く、(
ミスニューヨークの)弟だから1600メートルぐらいかなと思ったけど、走っていたらそこまでかかることはなかった。内のいいところにいて、直線でちょっとずつ外に出して、すごいいい脚だった。(姉の)リベンジができた」と笑顔だった。
     石坂調教師は「だいぶ緩さを残していて、精神的にも肉体的にも幼さが残る中で勝てたのは、大きな一勝でした。距離は探りつつですが、これから楽しみです。ゲート試験から攻め続けていたので、ひと息入れます」と話した。