万全の態勢を整えたドウデュース(奥)=撮影・石井剣太郎
「有馬記念・G1」(24日、中山)
逆襲の準備は整った。
ジャパンC4着からの巻き返しを狙う
ドウデュースは、栗東DPで
アドマイヤソラ(3歳未勝利)と併せ馬。6馬身ほど追走する形でラストは首差遅れたものの、抜群の前進気勢とパワフルなフットワークはいつも通り。6F80秒6-36秒3-11秒2のタイムを刻み、ラストは出色の伸び脚で好調を示した。
友道師は「間隔が詰まっているのでやり過ぎないように。使いつつ良くなる馬。秋3戦目の今回は一番いい状態で出せそう」と仕上がりに太鼓判を押した。先週ターフに復帰し、再タッグを組む武豊も「状態は良さそう。先週復帰した僕も、ひと叩きして良くなっていると思うので」と“豊節”を交えつつ相棒への信頼を語った。
歯車に狂いが生じたドバイ遠征と秋2戦。「僕も
ドウデュースも苦しい思いをしてきた。それを全て晴らしたいという気持ち」と、鞍上の今回に懸ける思いは強い。世界最強馬
イクイノックスを封じた“逆襲の末脚”をもう一度-。今年のイヴ決戦は、人馬の復活劇が観衆を熱くさせる。