重賞6勝目を挙げたスマイルミーシャ(左)=撮影・中山伸治
「
コウノトリ賞」(11日、園田)
開催最終日の11Rで行われ、1番人気の
スマイルミーシャが最終3角先頭から押し切って重賞6勝目を挙げた。2着は2番人気の
クリノメガミエースが勝ち馬をマークして流れ込み、3着には8番人気の
アイヤナが後方から直線で内を伸びて続いた。
単勝1・1倍の断トツ人気に
スマイルミーシャが応えた。前走の重賞で牡馬を一蹴した女王が、牝馬同士の一戦で負けるはずがなかった。「園田金盃よりいいかなと思っていたが、騎手は『疲れが残っている』とレースでの感覚は違った」と飯田良師。次走の兵庫女王盃・Jpn3(4月4日、園田)に向けて課題を確認した。
タガノオボロ、
ニネンビーグミが飛び出してハナを争い、
スマイルミーシャは10馬身離れた3番手で追走。「理想の展開。勝手に下がってくるから、自分のタイミングでスパートした」と吉村智。向正面で前2頭が失速すると、追いついた最終3角で
スマイルミーシャは発進し、直線で後続を突き放した。
今後は休養を経て、ダート
グレード競走の兵庫女王盃に直行する予定だ。「4月が目標なので、そんなに長くは休めない。能検を受けて、ぶっつけになる。今回はイレ込みがきつかった。体重も増えて馬体に不安はないが、今後の遠征を考えて精神的な成長を促したい」と飯田良師。打倒JRAに向けて新たな戦いが始まる。