「フェブラリーS・G1」(18日、東京)
新境地を切り開いて一気にダート界の頂点へ-。6歳を迎え充実期に入った
ペプチドナイルがG1初挑戦初勝利を狙う。
それまでの逃げる形から一転、2走前のベテルギウスSは控える形でオープン2勝目。前走の東海Sはペースが落ち着き、折り合いに苦労。具合の良さも裏目に出た。道中は相当なスタミナロスがあったものの、武英師が「3〜4角では外に出して『オッ』と思うようなところがありました」というように直線ではしぶとく脚を伸ばした。
前走の行きっぷりを見ると、今回が初のマイル戦でも「逆にいいと思う」と指揮官。イメージするのは強烈な末脚を武器に東京で2勝を挙げる半弟の
ハセドン。「あの競馬を見ていて、こちらもいずれワンターンの競馬をしたいと思っていました。具合の方も先週、獣医さんから『絶好調』と言われましたからね。メンバーを見ても楽しみです」。近年まれにみる混戦模様。大駆けの準備は整った。