16日、大井競馬場で行われたTCK女王盃(4歳上牝、交流GIII・ダート1800m、1着賞金3000万円)は、内田博幸騎手騎乗の6番人気{horse=2003102504:ラピッドオレンジ}(牝5、美浦・小笠倫弘厩舎)が、好位追走から馬群の真ん中を伸び、1番人気デアリングハートに1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分54秒1(良)。さらに3/4馬身差の3着に3番人気ペディクラリスが入った。
勝ったラピッドオレンジは、父エルコンドルパサー、母が97年4歳牝馬特別・東(GII)など重賞3勝を挙げたオレンジピール(その父サンデーサイレンス)。全兄に05年平安S(GIII)2着のブラックコンドル(牡7、栗東・松田国英厩舎)、伯母に93年札幌3歳S(GIII)を制したメローフルーツがいる血統。
05年8月にデビューし、3戦目(京都・ダート1400m)で初勝利。3歳春はアネモネS(OP)で3着に敗れクラシック戦線には乗れず、その後は昨年9月の道新スポーツ賞(1000万下、札幌・ダート1700m)などダート戦線で勝ち星を重ねていた。前走のユートピアS(1600万下、東京・芝1800m)は15着に惨敗しており、今回が地方初出走、重賞初挑戦だった。通算成績22戦5勝(うち地方1戦1勝、重賞1勝)。
なお、管理する小笠倫弘調教師(36)は中央・地方通じて重賞初制覇。また、1着から3着までを(有)社台レースホースの所有馬が占める結果となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。