休みを挟んでの昇級戦で連勝を狙うバロッサヴァレー(昨年9月撮影、ユーザー提供:くっすんさん)
評価急上昇中の兄に続け。GI2勝の
スワーヴリチャードの全妹となる
バロッサヴァレー(牝4、栗東・高野友和厩舎)が、土曜阪神9Rの淡路特別(4歳上・2勝クラス・芝2600m)で連勝を狙う。
バロッサヴァレーは父ハーツクライ、母ピラミマ、母の父Unbridled's Songの血統。全兄の
スワーヴリチャードは18年の大阪杯と19年の
ジャパンCの覇者。半兄の
バンドワゴンは14年のきさらぎ賞の2着馬。他の兄姉も
ナンヨーカノン、
エマノン、
ルナステラ、
ルナシオンの4頭が準オープンまで出世している。
ここまで6戦2勝。2歳9月の新馬(中京芝2000m)でデビューV。その後はオークスを目標に2000mを使われ続けたが、残念ながら賞金を加算できず。連敗は4に伸びたが、秋初戦となった前走の生田特別で待望の2勝目を手にした。
今回は約半年ぶりの実戦、しかも昇級戦となるが、坂路でしっかりと乗り込まれており、仕上がりは良さそうだ。休養中に兄
スワーヴリチャードの種牡馬としての評価は一気にアップ。今春の種付料が1500万円だから、誰もが認めるトップサイアーとなった。妹も負けてはいられない。4歳初戦をしっかりとモノにして、今後の飛躍へとつなげてみせる。