中山牝馬Sを逃げ切ったコンクシェル(今年3月撮影、ユーザー提供:砂肝さん)
悲願の
ビッグタイトル獲得なるか。岩田望来騎手がヴィクトリアマイル(4歳上牝・GI・芝1600m)の
コンクシェル(牝4、栗東・清水久詞厩舎)でJRA・GI初制覇を狙う。
岩田望来騎手は19年デビューの23歳。これまでJRAで通算454勝。重賞は9勝している。しかしGIは51戦して未勝利。22年の高松宮記念の
ロータスランド、昨年の秋華賞の
マスクトディーヴァの2着が最高着順となっている。先々週の天皇賞(春)では14番人気の
スマートファントムを4着、先週のNHKマイルCでは12番人気の
チャンネルトンネルを6着に導く
ファインプレーを見せたが、惜しくも戴冠には届いていない。
ヴィクトリアマイルには
コンクシェルで挑む。前々走の初音Sで11戦ぶりにコンビ。ここを番手から抜け出して圧勝すると、続く中山牝馬Sもスローペースの逃げから危なげなく押し切った。馬が充実していることはもちろんだが、手が合っていることも間違いない。
何が何でもハナへ…という馬が見当たらない今回、再度の逃げでアッと言わせるか。4歳牝馬×23歳の功腕、勢い十分の若いタッグに要注目だ。