重賞初制覇を目指すスレイマン(23年2月撮影、ユーザー提供:TBOさん)
名牝
ジェンティルドンナの半弟となる
スレイマン(牡6、栗東・池添学厩舎)が、土曜京都11Rの平安ステークス(4歳上・GIII・ダ1900m)で重賞初制覇を目指す。
スレイマンは父キングカメハメハ、母ドナブリーニ、母の父Bertoliniの血統。半姉の
ジェンティルドンナは12年の牝馬3冠などGIを7勝した歴史的名牝。同じく
ドナウブルーは12年の京都牝馬Sと関屋記念の覇者だ。さらに姪の
ジェラルディーナは22年のエリザベス女王杯、いとこの
ロジャーバローズは19年の日本ダービーを制している。
ここまで16戦5勝。デビュー3戦目からダートに転じて快進撃。オープン昇級後は勝ち切れないレースが続いていたが、前々走の門司Sを4馬身で圧勝。重賞初挑戦となった前走の
アンタレスSでも、
ミッキーヌチバナからクビ差の2着に健闘。改めて地力強化を示した。
この一族はJRA重賞を13勝しているが、全て芝で獲得したもの。強敵を撃破し、名牝系に初のダートタイトルを届けることを期待したい。