府中入りして馬運車を降りるジャスティンミラノ(撮影・西岡正)
「日本ダービー・G1」(26日、東京)
無敗2冠を狙う
ジャスティンミラノ。陣営の意気込みを山田正和助手に聞いた。
◇ ◇
-輸送後の状態は。
「今回が輸送も4回目ですからね。いつも通りです。最初のパーキングエリアに着いた時にカイバを完食していたし、汗もかいていなかった。大丈夫です」
-中間の調整過程。
「こちらが思った以上に負荷をかけられたと思っています。大きなケガはもちろんですけど、小さな傷さえないですし、文句のつけようがないと思いますよ」
-改めて1冠目の皐月賞の内容は。
「着差はわずかでしたけど、僕としては力が抜けていた勝ち方だったと思います」
-ここまでの成長具合は。
「2歳の時はトモが緩くて、飛節がモヤモヤするようなところがあったんですけど、それもなくなりましたね。カイバも残さなくなって、こちらが与える分だけ食べてくれる。内臓面も良くなっているんでしょう」
-舞台について。
「これまでの競馬ぶりを3回見たら、競馬を知っている人ならみんないいと思うでしょう。いわゆる中山巧者はたくさんいましたけど、大体3〜4角で小脚が使えるタイプ。この馬も小脚が使えないことはないけど、跳びが大きいですから、広いコースで真っ向勝負の方がいいと思います。長くいい脚を使えるのは、新馬戦、共同通信杯もそうでしたね。直線に向いてドーンの方が最大限、力を発揮できると思います」
-2冠目へ向けて意気込みを。
「うちの厩舎で、僕もこれまでもたくさん重賞を使ってきましたけど、ここまで全てが順調なのは初めてと思えるくらいです。あとはゲートまで無事に送り出すだけですね」