「新馬戦」(6月2日、東京)
新種牡馬
アドマイヤマーズの産駒が好スタートを狙う。日曜東京5R(芝1600メートル)に
エンブロイダリー(牝、美浦・森一)がスタンバイ。19年香港マイルなどG1・3勝を挙げた父に、母は16年忘れな草賞Vの
ロッテンマイヤー。一族にG1・6勝の
ブエナビスタがいる良血馬だ。
4月3日のゲート試験合格後は福島県のノーザン
ファーム天栄で鍛えられ、今月1日に帰厩してからも順調にピッチを上げてきた。23日の美浦Wでは6F81秒6-36秒1-11秒1の好時計をマーク。森一師は「ここ3週の追い切りでは、馬に課題を与えながらやってきましたが、一つ一つクリアして順調に
ステップアップしていますね」と順調ぶりに目を細める。
この時期の牝馬にしては約480キロと馬格に恵まれ、名マイラーだった父から類いまれな
スピードも受け継いだ。「動きも息遣いも先週の時点でできています。今週は心身の
バランスを整えていけば、競馬に向けてちょうど良くなると思います」と指揮官。モレイラとのコンビで華々しい門出を飾る。