20年の有馬記念を制したクロノジェネシス(20年12月撮影、ユーザー提供:オグリさん)
ノーザン
ファーム産のバゴ産駒は要注目だ。
ウィンターベル(牡2、美浦・木村哲也厩舎)が土曜東京5Rの2歳新馬(芝1600m)でデビュー勝ちを狙う。
ウィンターベルは父バゴ、母ノチェブランカ、母の父ディープインパクトの血統。母はJRAで3勝。祖母の
ナイトマジックは09年の独オークス、10年のバーデン大賞の勝ち馬。伯父の
フォイヤーヴェルクは20年の新潟ジャンプSの覇者で、叔父の
グレートマジシャンは21年の日本ダービーで4着の実績がある。
これまでノーザン
ファーム産のバゴ産駒はJRAで6頭がデビュー。頭数は少ないが、その中から20年の有馬記念などGI4勝の
クロノジェネシス、21年の神戸新聞杯など重賞2勝の
ステラヴェローチェ、17年のアンドロメダSを制した
ブラックバゴなど、活躍馬が続出している。
ウィンターベルも5月上旬から入念に乗り込まれ、ここ2週はWコースで併せ馬を消化。水準以上の動きを見せている。鞍上はルメール騎手。偉大な先輩に続くことを予感させる、圧巻のデビュー勝ちといきたい。