「
マーメイドS・G3」(16日、京都)
 直近10年で3連単10万円超の高配当が8回。荒れることで知られる牝馬限定のハンデ重賞が、今年は京都に舞台を移して開催される。データ班は抽選対象ながら
アグラシアドをプッシュする。舞台が変わっても波乱傾向は続くのか。今週唯一の重賞から目が離せない。
  ◇  ◇
 ▼傾向(過去10年)
 06年からハンデ戦に。
 ▼人気       
 1番人気〈2・1・1・6〉
 2番人気〈0・2・1・7〉
 3番人気〈1・1・1・7〉
 4番人気〈0・1・1・8〉
 5番人気〈0・1・2・7〉
 7番人気以下が6勝、2着4回、3着2回と重賞の中でも波乱度はMAX級。
 ▼
ステップ     2勝クラス〈0・2・1・18〉
  準OP〈7・3・1・48〉
 OP競走〈2・1・2・10〉
  重 賞〈1・4・6・42〉
 条件戦から参戦した馬の好走が多く、逆に重賞からの参戦馬はわずか1勝と苦戦。勝ち馬9頭が芝1800か2000メートルから参戦。同8頭が中3〜7週の間隔だった。
 ▼前走内容     
 勝ち馬8頭が6着以内かつ、負けても0秒5差以内だった。また、同9頭が6番人気以内に支持されていた。
 ▼馬齢       
  3歳馬〈0・0・0・1〉
  4歳馬〈4・4・2・42〉
  5歳馬〈5・5・6・56〉
  6歳馬〈1・1・1・16〉
 7歳以上〈0・0・1・3〉
 9勝を占める4、5歳馬が中心。
 ▼所属       
  美 浦〈0・4・4・32〉
  栗 東〈10・6・6・86〉
 栗東所属馬が全勝。
 ▼距離実績     
 勝ち馬8頭に芝2000メートルでV経験があった。
 ▼ハンデ      
 トップハンデ馬は(3)(15)(4)(9)(15)(13)(2)(6)(4)(2)着(同ハンデは先着馬)と大苦戦。勝ち馬7頭が50〜53キロの軽ハンデ馬だった。(※斤量改定により、対象は51〜54キロ)
 ▼決め手      
  逃 げ〈1・0・0・9〉
  先 行〈4・1・1・26〉
  差 し〈2・5・6・47〉
  追 込〈3・4・3・36〉
 勝ち馬8頭が前走の4角を3番手以内で通過するか、メンバー2位以内の上がりをマークしていた。
 ▼注目馬 全項目をクリアしたのが
アグラシアドと
セントカメリアの2頭。前走準OPからの参戦馬が結果を残しているため、抽選対象ながらも
アグラシアドを推す。(記録室)
  ◇  ◇
 中村師「1週前はサラッと。仕上がっていますからね。引き続き状態はキープです。前回はスローで引っ掛かりながらもあれだけ来ましたから。重賞ならペースも流れて競馬もしやすいはず。何とか抽選に通ってほしいですね」
 〈1週前診断〉栗東CWで6F88秒7-13秒6(馬なり)を計時した。中2週でのレースが続くため軽めの内容となったが、疲れを見せることなく元気いっぱい。素軽いフットワークで気配も良く、好調を維持している。