牝馬として22年ぶりの戴冠を目指すタガノクリステル(昨年12月撮影、ユーザー提供:zatsumuさん)
22年ぶり2頭目の快挙なるか。昨年のながつきS覇者の
タガノクリステル(牝5、栗東・長谷川浩大厩舎)が、エルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)で02年の
プリエミネンス以来となる牝馬Vを狙う。
前身の
シーサイドSを含め、エルムSにはこれまで24頭の牝馬が参戦。02年に
プリエミネンスが勝利したが、その後は延べ12頭で未勝利。一昨年の
ウェルドーンの2着が最高着順となっている。
今年は
タガノクリステルが紅一点で参戦する。同馬は99年の秋華賞を制した
ブゼンキャンドルの孫となる血統馬。昨年のながつきSでオープン初勝利。その後は6戦して未勝利だが、カペラSで0秒9差の5着に食い込むなど、牡馬相手の重賞でも差のないレースができている。得意の道悪になれば、見せ場以上があっても不思議ない。
牝馬がJRAのダート重賞を勝てば、昨年のレパードSの
ライオットガール以来、古馬混合戦に限ると一昨年の武蔵野Sの
ギルデッドミラー以来となる。骨っぽい牡馬が揃った一戦だが、上位に食い込むシーンを期待したい。