【関屋記念】JRAに残り9頭のネオユニヴァース産駒 サクラトゥジュールが重賞連勝狙う

2024年08月05日 19:21

重賞連勝を目指すサクラトゥジュール(撮影:下野雄規)

 現役にわずか9頭しかいないネオユニヴァース産駒の1頭であるサクラトゥジュール(牡7、美浦・堀宣行厩舎)が、関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)で重賞連勝を狙う。

 サクラトゥジュールは父ネオユニヴァース、母サクラレーヌ、母の父シンボリクリスエスの血統。父は03年の皐月賞と日本ダービーの覇者。種牡馬としてもヴィクトワールピサやロジユニヴァースなどのGI馬を輩出して成功している。一方、母系は4代母のスワンズウッドグローヴを祖とする谷岡牧場の名牝系で、伯父のサクラプレジデントは03年の札幌記念など重賞を3勝。近親にはサクラチヨノオーやサクラホクトオーなどの名前がある。

 ここまで24戦6勝。5歳夏にオープン入りを果たし、6歳春のメイSでオープン初勝利を挙げた。その後は関屋記念が6着、中山記念が12着と苦戦が続いたが、前走の東京新聞杯で一変。中団で脚をためると、直線で鮮やかなイン差しを決めて、待望の重賞初制覇を果たした。オープンでの2勝が2番枠、1番枠であるように、典型的な内枠巧者。それだけに今回も馬番が大きなポイントになるだろう。

 ネオユニヴァースは21年3月、種付け中の事故で死んだ。晩年は種付け頭数が減少していたこともあって、JRAの現役馬はサクラトゥジュールやメイショウムラクモ、リキサントライなど、わずか9頭しかいない。その中でサクラトゥジュールはエースと呼べる存在。ここで重賞連勝を果たし、天国の父を喜ばせるとともに、秋の大舞台へと飛躍してほしい。

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