28日、札幌
コンベンションセンター(札幌市内)で開催された「アジア競馬会議」に武豊、ルメール両騎手が出席し、競馬について熱く語った。
 「騎手はプレッシャー、危険、ストレスと付き合っていかなければならないが、常にいいジョッキーでありたいと思って38年間続けてきた」と武豊。
 ルメールは「35歳から40歳が騎手としての
ピークになった。今の若い騎手はムーアの
スタイルで乗っているが、僕の時代はペリエの
アメリカンスタイルを学べたことが大きい」と振り返った。
 競馬の問題点として指摘したのがムチの使用制限。「世界中の騎手が一番気にしている。痛みを与えるためでなく、
サインを出すために使っているのに5回以上入れると犯罪者扱いされてしまう」とルメール。
 武豊も「今のルールに納得している騎手は少ない。大半がこれ以上の制限を望んでいない」と訴えていた。