12日、中山競馬場で行われたニュージーランドT(3歳牡牝、GII・芝1600m)は、横山典弘騎手騎乗の6番人気{horse=2005101219:サトノプログレス}(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が、離れた好位追走から直線で抜け出すと、中団から差を詰めた5番人気エーシンフォワードに3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分35秒0(良)。さらにアタマ差の3着には2番人気アサクサダンディが入り、1番人気のゴスホークケンは直線伸びを欠き12着に敗れている。なお、上位3頭には、5月11日に東京競馬場で行われるNHKマイルC(GI)への優先出走権が与えられる。
勝ったサトノプログレスは、父タイキシャトル、母トウヨウロイヤル(その父ロイヤルアカデミーII)。全兄に07年富士S(GIII)2着、関屋記念(GIII)3着のマイケルバローズ(牡7、栗東・藤沢則雄厩舎)がいる血統。07年ひだかトレーニングセールにて2000万円(税抜)で落札されている。
昨年10月のデビューから4戦目(中山・芝1600m)で初勝利。続く若竹賞(500万下、中山・芝1800m)は4着に敗れたが、前走の3歳500万下(中山・芝1600m)で2勝目を挙げており、今回が重賞初挑戦だった。通算成績7戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の横山典弘騎手は先週のダービー卿CT(GIII、サイレントプライド)に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算97勝目。管理する国枝栄調教師は先々週の日経賞(GII、マツリダゴッホ)、先週のダービー卿CTに続く今年のJRA重賞3勝目で、通算では16勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。