ジャパンダートクラシックを快勝したフォーエバーヤング(今年10月撮影、ユーザー提供:エアさん)
歴史的快挙なるか。「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有する
フォーエバーヤング(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が、ブ
リーダーズカップクラシック(3歳上・米G1・ダ2000m)の日本馬初制覇を狙う。
フォーエバーヤングは父
リアルスティール、母フォエヴァーダーリング、母の父Congratsの血統。母は米G2サンタ
イネスSの覇者。半妹の
ブラウンラチェットは先週のアルテミスSを制している。22年のセレクトセール1歳では9800万円(税抜)の高値で取引された。
ここまで7戦6勝。デビューから新馬、JBC2歳優駿、全日本2歳優駿と3連勝。3歳を迎えると海外を転戦し、サウジダービー、UAEダービーと中東で連勝した。大目標のケンタッキーダービーは勝った
ミスティックダン(Mystik Dan)、2着の
シエラレオーネ(
Sierra Leone)からハナ+ハナ差の3着。惜しくもデビューからの連勝は5でストップしたが、まさに負けて強しの走りだった。その後はリフレッシュを挟み、秋の始動戦となったジャパンダートクラシックで国内組を圧倒。弾みをつけて再度の米国遠征となる。
英ダービー馬の
シティオブトロイ(
City Of Troy)、ケンタッキーダービーで先着を許したイトコの
シエラレオーネ(
Sierra Leone)、さらには日本の
ウシュバテソーロ、
デルマソトガケなど、かつてない強敵相手となるが、どんな走りを見せてくれるのか。デビューからコンビを組み続ける坂井瑠星騎手と人馬一体の走りを期待したい。