現地時間18日、仏・ロンシャン競馬場で行われたサンタラリ賞(3歳牝、仏G1・芝2000m、7頭立て)は、C.ルメール騎手騎乗の最低人気ベルエセレブル Belle Et Celebre(牝3、仏・A.ロワイユデュプレ厩舎)が、ギャグノア Gagnoaに3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分10秒00(稍重)。さらにハナ差の3着にプロヴィゾ Provisoが入った。並んで1番人気のアルビソーラ Albisola、ウェイトアンドシー Wait and Seeはそれぞれ5着、7着に終わった。
勝ったベルエセレブルは、父パントレセレブル、母Rotina(その父クリスタルグリッターズ)という血統の仏国産馬。半姉のウォートルベリー(牝8、父Starborough)は04年ジャンロマネ賞(仏G2)など重賞3勝を挙げ、04年エリザベス女王杯(GI)ではアドマイヤグルーヴの15着。現在は北海道千歳市の社台ファームで繁殖生活を送っており、1歳の初仔にスペシャルウィーク産駒の牝馬がいる。
ベルエセレブルは昨年10月にデビューし、4着、2着で2歳シーズンを終え、約5か月ぶりの前走(サンクルー・芝1600m)は2着。今回が初勝利となった。通算成績4戦1勝(重賞1勝)。
鞍上のC.ルメール騎手は昨年のコケレイエ Coquerelleに続くこのレース連覇。管理するA.ロワイユデュプレ調教師は同日のイスパーン賞(仏G1)も制しており、1日にG1・2勝となった。