2勝目を目指すシホリーン(24年9月撮影、ユーザー提供:グチマサさん)
名牝アーモンドアイの姪となるシホリーン(牝3、美浦・武井亮厩舎)が、菜の花賞(3歳牝・1勝クラス・芝1600m)でオープン昇級を目指す。
シホリーンは父モーリス、母パンデリング、母の父キングカメハメハの血統。生産者は北海道洞爺湖町のレイクヴィラファーム。母は未出走だが、半兄のコンティノアールは23年のサウジダービーで5着、UAEダービーで3着の活躍馬。祖母のフサイチパンドラは06年のエリザベス女王杯の覇者。そして叔母のアーモンドアイは18年に牝馬三冠を制するなど、GIを9勝した歴史的名牝だ。23年のセレクトセール1歳で8800万円(税抜)で取引された。
ここまで3戦1勝。昨年9月の中山の新馬(芝1600m)でデビュー。ここはファンダムから1馬身差の2着だったが、中2週で挑んだ同舞台の未勝利を快勝した。続く前走のアルテミスSは4着だったが、直線でスムーズさを欠く場面があってのもの。決して力負けではなく、重賞級の力を秘めていることは間違いない。
先週のフェアリーSを除外となったため、1週スライドして自己条件への参戦となった。トライアルに向けて、賞金加算が求められる一戦。ただ勝つだけではなく、クラシックが楽しみになるような走りを期待したい。