今年は2日の「節分」に節分ステークス 当日開催は18年以来2度目

2025年01月31日 08:00

18年の節分Sを制したロジクライ(撮影:下野雄規)

 今週末の2月2日は「節分」。願いを込めて恵方巻を食べたり、「鬼は外、福は内」の掛け声とともに豆まきをするのが習わしとなっている。節分とはもともとは四季を分ける節目のことで、立春、立夏、立秋、立冬の前日を指す言葉。だが、現代では立春の前日を指すことが多い。節分は例年2月3日だが、今年は4年ぶりに2日となる。ちなみに4年前の21年は1897年以来124年ぶりだったのでかなり珍しい。そんなレアな節分の日に東京競馬場では、節分ステークス(4歳上・3勝クラス・芝1400m)が行われ、「節分」の日に「節分S」となる。

 2日にズレる理由は太陽と地球の関係による。地球は365日かけて太陽を1周しているが、正確には6時間程度のズレがある。4年に一度うるう年となるのはこの歪みを解消するためだが、二十四節気の場合はそれでも完全ではないため、今年は立春が1日早まることにともない、節分も早まるそうだ。こうした「暦」は国立天文台が決定しており、官報で発表されている。

 ちなみに前回、節分の日の節分Sとなったのはロジクライが制した18年のこと。16年のシンザン記念を制しながら、重度の骨折によって約2年間の休養。復帰戦は7着だったが、続く新春Sで2着と見せ場を作り、節分Sで復活の勝利を挙げ再びのOP入りを果たした。同馬はその後、オープンの六甲Sを勝ち、秋には富士Sで2つ目のタイトルを手にするなど大きく飛躍した。

 節分の日の節分Sは18年以来2度目となるが、以前は節分賞の名で同時期に行われており、1984年にはこちらも珍しい4日の節分に施行されたこともあった。今年の節分Sには11頭が出走予定。福を呼び込み、OP入りを決めるのはどの馬か。

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