日本時間2月22日(土)深夜、サウジアラビア・リヤドのキングアブドゥルアジーズ競馬場でサウジカップデーが行われる。1着賞金15億円超えのサウジカップをメインに計6重賞が組まれ、今年も数多くの日本馬が遠征。発走時間は夜遅くとなるが、中東で大舞台に挑む各馬にエールを送りたい。各レースに挑む日本馬や、主な出走馬は以下の通り。
※発走時刻は日本時間。
■22時20分 サウジダービー(3歳・沙G3・ダ1600m)
20年
フルフラット、21年
ピンクカメハメハ、昨年の
フォーエバーヤングと、これまで5回のうち3回を日本馬が制している。今年は
シンフォーエバー、
ミストレス、ミリアットラヴの3頭が参戦。中でも
ミリアッドラヴは、新馬、エーデルワイス賞、全日本2歳優駿と無傷3連勝を飾っており、牝馬ながら世代トップに君臨している。海外の強豪相手にその勢いは通用するのか注目したい。
■23時00分 リヤドダートス
プリント(3歳上・沙G2・ダ1200m)
こちらも日本馬が過去3勝を挙げており、好相性を誇るレース。今年は超強力メンバーで挑む。連覇を狙う
リメイク、3連勝でカペラSを制した
ガビーズシスター、地方の短距離王
イグナイター、重賞2勝の
チカッパ、世界への挑戦続ける
ジャスパークローネが出走。一方、アメリカからは、BCス
プリントで日本馬を完封したストレート
ノーチェイサーが駒を進めてきた。
■24時25分 ネオムターフカップ(北半球産4歳上、南半球産3歳上・沙G2・芝2100m)
22年に
オーソリティが制した同レース。昨年2着の
キラーアビリティが再び出走するほか、前走
ジャパンC2着の
シンエンペラーが2つ目のタイトルを狙う。また、武豊騎手は昨年の凱旋門賞でタッグを組んだ愛国の
アルリファーと出走。ほかにも、香港Cで日本馬と相まみえた
カリフ、
スピリットダンサーらが名を連ねた。
■25時10分 1351ターフス
プリント(北半球産4歳上、南半球産3歳上・沙G2・芝1351m)
レース名はサウジアラビアの建国年であるイスラム暦1351年にあやかったもの。日本馬は22年
ソングライン、23年
バスラットレオンの過去2勝。今年は
アスコリピチェーノ、
テンハッピーローズのGI馬2頭に加え、重賞4勝と実績豊富な
ウインマーベルが参戦する。相手関係から、日本馬の上位進出のチャンスは大きそうだ。
■25時50分 レッド
シーターフH(北半球産4歳上、南半球産3歳上・沙G2・芝3000m)
芝のロングディスタンス。22年に
ステイフーリッシュ、23年に
シルヴァーソニックが制した。日本から出走するのは
ビザンチンドリーム。昨年のきさらぎ賞以降、勝ち星に恵まれていないが、菊花賞以来のスタミナ比べで巻き返しなるか。海外勢ではハーツクライ産駒の
コンティニュアスに注目。近走は大きな着順が増えているが、日本のファンが見守る中で復活ののろしを上げたい。
■26時40分 サウジカップ(北半球産4歳上、南半球産3歳上・沙G1・ダ1800m)
23年
パンサラッサ以来の快挙を狙う日本陣営は、国内外で重賞6勝の
フォーエバーヤング、JBCクラシック覇者の
ウィルソンテソーロ、歴代賞金王で昨年2着の
ウシュバテソーロ、東京ダービー馬
ラムジェットと強力な布陣で挑む。対するはダート初挑戦の
ロマンチックウォリアー、昨年のドバイターフ勝ち馬
ファクトゥールシュヴァル、ドバイのダートで本格化の兆し見せる
ウォークオブスターズなど。