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石毛善彦師 “一頭一勝”をモットーに30年 格別だった苦労の先の“大物食い”

2025年02月26日 05:25

石毛善彦師

 ◇連載「さらば伯楽」

 95年の開業から30年間、“一頭一勝”をモットーに馬と向き合った。石毛師は、どちらかといえば、安価で取引された、あまり期待されていない馬をいかに走らせるかにこだわりを持ち、JRA通算250勝。「ゲートを出て止まっちゃうような馬をみんなで研究して勝たせる。そういうのがかえって楽しい。未勝利戦でも達成感があった」。苦労の先の“大物食い”は格別だった。

 その最たる例が22年新潟のアイビスサマーダッシュ(G3)を7番人気で制した7歳馬ビリーバー。「性格が悪くてスタッフを悩ませた馬。気性と脚部不安があった。直しながら使っていって、能力が一番高い時に引っ張り出せた。2分の1の抽選を通って、いい枠(8枠)を引いて、全部がかみ合って全能力を発揮できた。ヤッター」。JRA最短距離“千直”を鮮やかに突き抜けた。馬だけでなく、鞍上の杉原誠人、石毛師、オーナーのミルファームとそろって重賞初制覇と初物づくしだった。

 親子3代で調教師。祖父彦次郎さんは第1回桜花賞の優勝騎手、父善衛さんはジョッキーとして天皇賞・秋を2回制したが、石毛師だけトレーナー一筋の競馬人生だった。「これからは一ファンとして競馬を見ていく。小さな牧場から出てきた馬や三流のジョッキーがG1を勝ったら面白いね」。競馬ロマンに思いをはせて、静かにターフを去る。 (出田 竜祐)

 ◇石毛 善彦(いしげ・よしひこ)1954年(昭29)11月9日生まれ、千葉県出身の70歳。78年から美浦・石毛善衛厩舎で調教助手を務める。94年に調教師免許を取得し、95年開業。JRA通算5527戦250勝(重賞1勝)。

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