04年のオークス馬のダイワエルシエーロを母に持つスライビングロード(牝3、栗東・福永祐一厩舎)が、フィリーズレビュー(3歳牝・GII・芝1400m)で母仔重賞制覇を狙う。
スライビングロードは父レイデオロ、母ダイワエルシエーロ、母の父サンデーサイレンスの血統。日高の超名門・下河辺牧場を代表する名牝系の出身となる。母は騎手時代の福永調教師が主戦を務め、04年のオークスなど重賞を4勝した。そして祖母のロンドンブリッジは97年のファンタジーSの覇者で、98年の桜花賞が2着。いとこのキセキは17年の菊花賞馬で、叔父のビッグプラネットとグレーターロンドンも重賞を制している。
ここまで3戦1勝。昨年9月の中京の新馬は2着だったが、続く11月の未勝利で初勝利を手にした。前走のクイーンCは1秒0差の5着だが、格上挑戦での重賞参戦を考慮すれば、十分に合格点を与えられる走りだった。
今回は再度の重賞チャレンジとなるが、未勝利を勝った1400mへの距離短縮は間違いなくプラスだ。父にとっても母にとっても、産駒初のJRA重賞制覇となることを期待したい。