今年の2歳が初年度産駒となるコントレイル=20年菊花賞優勝時
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
美浦では2歳の入厩がチラホラ見かける時期となってきましたが、来週くらいからいよいよ本格化してきそうな雰囲気が漂ってきました。POG取材も続々と進んでおり、今月末くらいまでが
ピークかなといった感じです。早く多くの2歳馬を見たいですねー。注目の
コントレイル産駒がどんな仕上がりを見せているのかも含めて非常に楽しみです。
先週はチューリップ賞が行われ、
クリノメイ(牝、須貝)が勝利を収めました。阪神JF2着の
ビップデイジー(牝、松下)は3着ということで、牝馬路線は新興勢力も含めて群雄割拠となりそうですねー。桜花賞(4月13日・阪神、芝1600m)でどうなるのか、馬券も含めて興味深いレースとなりそうです。
1日の水仙賞は
エーオーキング(牡、久保田)が勝利。これまでのレースとは一転して逃げて2勝目を飾りました。次走は毎日杯(29日・阪神、芝1800m)を視野に入れるとのこと。
ス
プリングS(16日・中山、芝1800m)は弥生賞ディープ記念の出走馬に負けず劣らずの素質馬が予定しています。
2連勝中の
デンクマール(牡、田中博)、2歳コースレコードで初戦を制した
キングスコール(牡、矢作)、
ピコチャンブラック(牡、上原佑)、
ダノンセンチュリー(牡、萩原)など。牡馬路線には核となる
クロワデュノール(牡、斉藤崇)がいますが、挑戦権をたたきつける馬が現れるのか注目です。
2歳馬では
アスクビクターモアの異父弟
ユマハム(牡、田中博、父
コントレイル、母カルティカ)が入厩しましたね。実際に目にすることはできていませんが、血統的にも注目ですし、期待したいですね。(馬サブロー美浦支局・木村)