現地時間17日、英・アスコット競馬場で行われたセントジェイムズパレスS(3歳牡、英G1・芝8f)は、J.ムルタ騎手騎乗の1番人気ヘンリーザナヴィゲーター Henrythenavigator(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)が道中は後方待機から、直線に向くと鋭く伸びてレイヴンズパス Raven's Passに3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分38秒70(良)。さらに2.1/2馬身差離れた3着にはトワイスオーバーTwice Overが入っている。

　勝ったヘンリーザナヴィゲーターは、父Kingmambo、母は00年モイグレアスタッドS(愛G1)を制したSequoyah(その父Sadler's Wells)という血統の米国産馬。07年5月のデビュー戦を勝利で飾ると、2戦目のコヴェントリーS(英G2)で重賞初制覇。今年初戦の英2000ギニー(英G1)でG1初制覇を飾ると、続く前走の愛2000ギニー(愛G1)を制し、G1・2連勝を達成していた。通算成績7戦5勝(重賞4勝)。

　なお、英・愛2000ギニー、セントジェイムズパレスSと3連勝を飾ったのは01年のロックオブジブラルタル以来。また、父Kingmamboは93年の勝ち馬で、今回の勝利が父仔制覇となった。