今年の2歳が初年度産駒となるコントレイル=21年ジャパンC優勝時
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週の水曜は雪、今週の水曜は花粉と黄砂。花粉症こそないものの、何かがノドの奥に詰まった感覚が続いて、軽い頭痛もありました。暖かいのはいいのですが、素直に暖かくなってくれませんかねぇ。どうも来週はまた寒いみたいですし、体に優しい気候をよろしくおねがいします。
先週のフラワーCは
レーゼドラマ(牝、辻野)が、ゆりかもめ賞6着から巻き返しての勝利。早めスパートから押し切る完勝でしたね。このあとはオークス(5月25日・東京、芝2400m)へ直行する予定。1番人気の
パラディレーヌ(牝、千田)はゲートで遅れて2着まで。それでも地力の高さを見せてくれましたし、今後も楽しみになる内容でした。関東馬の最先着は3着の
ゴーソーファー(牝、手塚久)。距離が延びて良さそうなタイプだけに、何とかオークスで走りを見たい一頭です。
さて2歳馬のゲート試験の合格馬がだいぶ増えてきました。
21日には
クロワデュノールの全弟
チャリングクロス(牡、奥村武、父
キタサンブラック、母ライジングクロス)、桜花賞馬
レーヌミノルを母に持つ
テンユウ(牡、奥村武、父
サートゥルナーリア)、菊花賞馬
アスクビクターモアの異父弟
ユマハム(牡、田中博、父
コントレイル、母カルティカ)、ダービー馬
ロジャーバローズの異父妹
トーセンマーベラス(牝、田村、父
コントレイル、母リトルブック)などが合格。
26日には
クロワデュノールの近親
タイダルロック(牡、武井、父
モーリス、母アースライズ)、
パープルガーネット(牝、森一、父
モーリス、母コーディエライト)、
エコールナヴァール(牝、森一、父
アドマイヤマーズ、母ジューヌエコール)、27日には
ハーパーの半妹
コンティ(牝、黒岩、父
キズナ、母セレスタ)などが合格。ざっと挙げただけでも近親に活躍馬がいる馬がそろってますね。注目の
コントレイル産駒も入ってきていますし、馬を見ていて楽しい季節になってきましたので、ぜひともいい気候になってほしいものです。(馬サブロー美浦支局・木村)