アンドゥーリルの母アンドラステ=21年中京記念勝利時
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
22日のフラワーCは
レーゼドラマ(牝、辻野)が2番手追走から早めに仕掛けて4角で先頭に立つと、そのまま押し切って重賞初制覇を決めた。レースを振り返って、師は「作戦通りの内容で勝ってくれました」とご満悦。「心肺機能が高くて、持久力で勝負をするタイプ。2走前は長い距離が合うと思ってゆりかもめ賞を使いましたが、スローのヨーイドンの決着になり、持ち味を生かせませんでした。自分でレースをつくって早めに後続を引き離していく競馬の方がいいと思っていましたし、経験が生きたと思います。淡々と流れる展開になってくれたのも良かったです」と持ち味を存分に生かしてくれた鞍上の好騎乗を高く評価し、強い勝ちっぷりに目を細めた。次走は放牧を挟んで、オークス(5月25日・東京、芝2400m)の予定。
同日の若葉Sは1番人気の
ジョバンニ(牡、杉山晴)がV。道中は3番手を追走。2番手追走から押し切りを図った
ローランドバローズ(牡、上村)をゴール前で首差かわして勝利を決めた。昨年7月の小倉新馬戦を勝ったあとは野路菊S、京都2歳S、
ホープフルSと3戦続けて2着だったが、待望の2勝目を挙げた。次走は皐月賞(4月20日・中山、芝2000m)を予定している。
21年中京記念を勝った
アンドラステの初子
アンドゥーリル(牡、中内田、父
サートゥルナーリア)が、28日にゲート試験を合格した。福永助手は「この時期の2歳馬にしてはしっかりしています」とまずまずの感触。今後の成長が楽しみな一頭だ。(馬サブロー栗東支局・塩手)