GI初挑戦初制覇を目指すナムラクララ(今年3月撮影、ユーザー提供:しらすさん)
ナムラ軍団のGI初制覇なるか。紅梅S覇者のナムラクララ(牝3、栗東・長谷川浩大厩舎)が、桜花賞(3歳牝・GI・芝1600m)に挑む。
かつては故・奈村信重オーナー、最近では奈村睦弘オーナーが主に利用している「ナムラ」の冠名からは、多くの活躍馬が出ている。古くは78年の阪神大賞典を制したキャプテンナムラ、94年のNHK杯などJRA重賞4勝のナムラコクオー、最近では14年のアンタレスSを勝ったナムラビクター、重賞5勝のナムラクレアなどが代表格となる。ただ、GIは未勝利。ナムラクレアで3回ある2着が最高着順となっている。
桜花賞にはナムラクララが挑む。アドマイヤマーズ産駒でナムラクレアの半妹。ここまで5戦2勝。前々走の紅梅Sでリステッド勝ち。前走のチューリップ賞は0秒3差の5着に終わったが、スローペースでレースがやりにくい部分があったのかも。立ち回り一つ、流れ一つで巻き返しは可能だろう。
姉は3年前の桜花賞で0秒1差の3着。その後もGIで惜敗が続いている。さぁ、妹はどうか。姉の無念を晴らすとともに、奈村オーナーに初のビッグタイトルを届けることを期待したい。