JGI初制覇を狙うジューンベロシティ(撮影:下野雄規)
4月19日(土)は中山・阪神・福島の3場開催。18日正午の馬場状態は、中山と阪神が芝・ダートともに良、福島が芝良・ダート稍重となっている。
■中山GJでジューンベロシティがJGI初制覇を狙う
中山11Rは障害4260mの中山グランドジャンプ(JGI)。ジューンベロシティは昨年の東京ハイジャンプ、東京ジャンプSを制し、前走阪神スプリングジャンプでは2着と好内容。昨年2着に敗れたこの舞台でリベンジを狙う。対するは復活を期す中山大障害馬マイネルグロン、現在4連勝中で重賞も2連勝のスマイルスルーなど。
■アンタレスSでミッキーファイトがJRA重賞2勝目を狙う
阪神11Rはダート1800mのアンタレスS(GIII)。ミッキーファイトは昨年のレパードSを快勝し、前走フェブラリーSでも3着と地力を示した。2000mの名古屋大賞典も制しており、1800mの舞台なら信頼は厚い。対するは昨年のプロキオンS覇者ヤマニンウルス、3走前のシリウスSで2着のオメガギネスなど。
■下総Sはテリフィックプランが3勝クラス突破へ
中山10Rはダート1800mの下総S(3勝)。テリフィックプランはブエナビスタC2着、北山S3着と崩れず好走を続けており、展開次第では突き抜ける脚も持つ。ここを突破してOP入りを狙う。対するは連勝中のウンガイソウテン、前走の韓国馬事会杯2着のロジアデレードなど。
■ひめさゆり賞はデルアヴァーが巻き返しを狙う
福島9Rは芝2000mのひめさゆり賞(1勝)。デルアヴァーは若葉S4着と健闘、東京スポーツ杯2歳SやホープフルSなど強敵相手の経験も豊富で、自己条件なら好勝負可能。対するは確かな末脚で3歳未勝利を勝ったプレミアシップ、メンバー的に巻き返しが期待できるサトノラポールなど。
■中山6Rでミッキーマドンナが自己条件で巻き返し
中山6Rは芝1800mの3歳1勝クラス。ミッキーマドンナは前走のフラワーC(GIII)で5着。重賞挑戦で結果は出なかったが、自己条件に戻れば力上位は明らかだ。母にオークス、秋華賞を制したミッキークイーンを持つ良血で、2勝目に向けてここは負けられない。対するはチューリップ賞4着のザラタン、堅実駆けのノビリシマビジョンなど。
■中山4Rでホウオウサンサールが変わり身狙う
中山4Rはダート1800mの3歳未勝利戦。ホウオウサンサールは前走がデビュー戦で8着だったが、半兄にダートGI級競走を5勝したオメガパフュームを持つ良血馬で、叩き2走目となる今回は一変があってもおかしくない。対するは前走で2着だったメイショウコウベ、初ダートとなるアルティテュードなど。
■阪神4Rでファーングロットが距離延長で前進
阪神4Rは芝2200mの3歳未勝利戦。ファーングロットは1月の新馬戦(芝2000m)で2着。デビュー戦としては上々の内容で、距離延長が良い方に出れば勝ち上がりが見込める。対するは新馬戦からの上積みが大きそうなサンライズシュガー、半兄にキタサンブラックを持つアルマデオロなど。
■阪神3Rでダイシンレアレアが惜敗続きに終止符を
阪神3Rはダート2000mの3歳未勝利戦。ダイシンレアレアは近3走、ダート1800mで続けて2着と惜しい競馬が続いている。今回は距離を200m延長して臨む一戦。あと一歩の壁を乗り越え、初勝利を掴みたい。対するはGI馬ジュンライトボルトの半弟で新馬戦2着のヤノマスティーロ、天皇賞(秋)を制したヘヴンリーロマンスの仔で兄姉に重賞勝ち馬がいるアインプレーゲンなど。
■節目の勝利までわずか
・松岡正海騎手はJRA通算900勝まであと1勝、中山で9鞍に騎乗。
・泉谷楓真騎手はJRA通算100勝まであと2勝、福島で3鞍に騎乗。
■吉田豊騎手のバースデー
19日は吉田豊騎手の50歳のバースデー。当日は中山で4鞍に騎乗する。