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ローラS・G2」(27日、東京)
連勝中の快速娘が樫の切符をつかみ取る。君子蘭賞を制した
ルクスジニアは23日、池添を背に栗東坂路で4F52秒1-38秒0-12秒0。雨で力がいる馬場でも楽々と加速ラップを刻んだ。平田師は「ジョッキーがずっと乗っているからお任せで。軽く仕掛けただけでいい動きだったね」と好仕上がりに胸を張った。
デビューから惜敗が続き5戦目で未勝利突破。昇級戦の前走は、同日に行われた毎日杯より0秒1速い1分45秒8の好時計で逃げ切った。「前走はつつかれてハナになったけど折り合いもついていた。あの苦しい競馬で勝ったから改めて能力があると思った。1F延びても大丈夫」と重賞初挑戦にも期待がにじむ。
祖母ラルーチェ、母サトノアリシア、半姉
ルクスノアと全て平田厩舎で走った。「どんな血統でもクラシックには行きたいけど、やっぱり力は入る。距離と長い直線がどうかだけど、ハナにはこだわらないから」。
ベッラレイアが厩舎に重賞初勝利を届けた07年フ
ローラSから18年-。厩舎ゆかりの血統馬が、思い出の
トライアルで大舞台への道を切り開く。