「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有するチルウィズミー(牝3、栗東・中内田充正厩舎)が、土曜京都5Rの3歳未勝利(芝1800m)でデビュー勝ちを狙う。
チルウィズミーは父ドゥラメンテ、母シャルマント、母の父エンパイアメーカーの血統。母は未出走だが、半兄のトロヴァトーレは今年のダービー卿CT、同じくライツフォルは昨年のオータムリーフSの勝ち馬。伯母のディアドラは17年の秋華賞、19年の英G1・ナッソーSの覇者で、叔父のフリームファクシは23年のきさらぎ賞を制している。遡れば曾祖母は名繁殖牝馬のソニンクなので、近親にはロジユニヴァースやソングライン、ランフォルセやノーザンリバーなどの重賞ウイナーが並ぶ。23年のセレクトセール1歳では5600万円(税抜)で取引された。
ここまでデビューが遅れたが、中内田厩舎らしく乗り込み量は豊富だ。攻め時計も上々で、水準以上の能力はありそう。既走馬相手のデビューとなる点はハンデだが、いきなりから好勝負を期待したい。