金曜朝、シャティンのオールウェザーで体を動かしたカーインライジング(c)The Hong Kong Jockey Club
香港の最速馬カーインライジング(セン4=D・
ヘイズ)は金曜朝、シャティン競馬場のオールウェザーコースを力強く快走。昨年2月から11連勝中。今季はセンテナリース
プリントC、クイーンズシルバージュビリーCを制しており、チェアマンズスプリントプライズも勝てば“3冠”、1億円近い「香港
スピードシリーズ」全勝ボーナス獲得となる。
コースレコードホルダーにして、前哨戦(ス
プリントC)も他馬とは約2キロの重量差があったにもかかわらず圧勝となれば、陣営の自信は揺るぎないものになっている。D・
ヘイズ師は「ここもうまくいくだろう。逃げても控えても大丈夫。心配していない」ときっぱり。パートンは「彼は自在性がある。
スピードを持続して、そこからさらに加速してラ
イバルを引き離すことができる。速いペースのレースがいい」と小細工なしの速力勝負に持ち込む構えだ。鞍上は警戒すべき相手に日本馬
サトノレーヴと
ヘリオスエクスプレスの名前を挙げた。