◆第60回フ
ローラS・G2(4月27日、東京競馬場・芝2000メートル、良=2着までにオークスの優先出走権)
伝統のオークス
トライアルに3歳牝馬18頭が出走し、7番人気の
カムニャック(栗東・友道康夫厩舎、父ブラックタイド)が直線で抜け出し、4戦目で重賞初勝利を飾った。51歳の
アンドレアシュ・シュタルケ騎手は17年ニュージーランドT(
ジョーストリクトリ)以来8年ぶりのJRA重賞勝利。友道調教師は
シングウィズジョイで制した15年以来、10年ぶりの同レース制覇となった。勝ちタイム1分58秒6は2020年
ウインマリリンがマークした1分58秒7を上回るレースレコードとなった。
同馬は昨年8月、中京の芝2000メートルの新馬戦で3馬身半差の圧勝。2戦目で重賞初挑戦のアルテミスSでは1番人気で6着。今年初戦のエルフィンSは4着だったが、デビュー勝ちの距離に戻って重賞初タイトルを獲得し、オークスでの走りに注目が集まる。
1番人気で2着の
ヴァルキリーバース(クリストフ・ルメール騎手)までがオークス・G1(5月25日・東京、芝2400メートル)への優先出走権を獲得した。3着は最低18番人気の
タイセイプランセス(石橋脩騎手)が入り、3連単は110万180円の好配当となった。
津村明秀騎手(
ゴーソーファー=16着)「他頭数、初めてのコースでタイトな位置に入って、ハミを取らないところがあった。4角でペースアップしたときに対応できなかった」