栗東CWで鋭い動きを披露するジャスティンパレス(撮影・石湯恒介)
「天皇賞(春)・G1」(4日、京都)
2年前の輝きを取り戻す。休み明けの大阪杯で6着だった
ジャスティンパレスが4月30日、ひと叩きで上昇モード。泉谷(レースは鮫島駿)を背に栗東CWで半マイルから追い切りを行い、4F53秒2-37秒6-11秒2と、しまいは鋭く動いた。
杉山晴師は「大阪杯の当該週と同じように乗ってもらいましたが、見ていても動きは良かったです。(泉谷)ジョッキーに聞いても、前走よりもう一つ動けていたと言っていました。使った上積みはあると思います」と前走以上の状態であると
ジャッジ。動きそのものはもちろん、前回より毛ヅヤが良くなり、馬体もたくましさが増しているように映る。2年間勝ち星から見放されているが、衰えは全く感じない。
もともと大阪杯前から天皇賞・春への出走は決まっていた。前走から引き続き騎乗する鮫島駿は「前回は次につながる競馬ができていた」と振り返り、「2年前の天皇賞・春が、お手本のようなレースだった。ああいう競馬ができれば」とうなずく。ルメールでG1初制覇を決めたレースを再現し、
ジャスティンパレスを復活Vへと導く。