【京王杯SC予想】前走高松宮記念組には要注意! 前走GIII組は着順や初角の位置取りが好走の鍵

2025年05月02日 18:45

京王杯SCに出走するロジリオン(撮影:下野雄規)

 今週の土曜日は、東京競馬場で京王杯スプリングカップ(GII・芝1400m)が行われます。

 過去10年の京王杯スプリングCは前走で重賞に出走していた馬が9勝2着10回3着8回と良績を残しています。その中でも前走で高松宮記念に出走していた馬が6勝2着3回3着3回と圧倒しています。

 高松宮記念は芝1200mのGIでメンバーも揃いますので、レベルは高くなります。当然、テンからのスピードも速くなります。前回でハイレベルな短距離のレースを経験している馬がGIIの芝1400mに出走すれば、道中の追走は楽に感じられるはずです。余力を持って直線に向くこともできるでしょう。それがこのような結果を生んでいる要因のひとつと言えそうです。

 今年の京王杯スプリングCで前走が高松宮記念だったのはカンチェンジュンガ、スズハローム、トウシンマカオ、トゥラヴェスーラ、バルサムノート、ママコチャの6頭です。すべての馬を買ってしまうと損する可能性が高くなりますので、しっかりとした根拠に基づいて各馬の取捨を決めるのが良さそうです。

「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。

 昨年の京王杯スプリングCでは【残った馬】のウインマーベルが1番人気に応える見事な走りで優勝。先週の青葉賞は【残った馬】のエネルジコ、ファイアンクランツ、ゲルチュタールで上位3頭を独占しています!

 今週もケシウマの【残った馬】にご期待ください!

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走GIII以下で9着以下(ただし、前走初角1番手の馬は除く)
[0-0-0-27]複勝率0%
該当馬:オオバンブルマイ、カルロヴェローチェ、ロジリオン
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるロジリオンが該当しました。

 前走が高松宮記念だった馬に良績が集まる京王杯スプリングCですが、意外にも前走GIII組の健闘も目立ちます。過去10年の京王杯スプリングCで前走GIII組は3勝2着5回3着3回。前走でGIIに出走していた馬が2着2回3着2着ですから、前走GIII組は侮れない存在と言えそうです。

 しかし、前走GIII組で注意したいのは前走の着順や前走初角での位置取りです。前走がGIIIで9着以下だった馬は苦戦しており、そのレースの初角で2番手以下だった馬には好走例はありませんでした。

 過去10年の京王杯スプリングCはすべてGIIとなっています。前走で格下のGIIIに出走し9着以下に敗れている馬は、能力的にGIIメンバー相手では足りないために苦戦していると考えられます。

 ただし、そのような馬でも前走の初角を1番手で通過している馬は例外です。前走の初角で1番手だった馬はテンからのダッシュ力に優れた馬と言えます。前々の位置から運べるタイプとも言えますので、先行勢に有利な展開になれば残り目があることは覚えておきたいところです。

 ロジリオンの前走はGIIIのダービー卿CTで9着。前走の初角は4番手となっていますので、過去の京王杯スプリングCの傾向からすると上位争いには期待しづらい印象です。

 近走は重賞メンバー相手には勝ち切れていません。今回はGIIやGIでの勝利実績のある馬も出走していますし、相手関係は強力になります。しかも、1400mに出走するのは昨年6月以来となりますので、ハイレベルなメンバー相手にこの距離だと追走に苦労する可能性もあります。

 前走の大敗で勢いを失っていることや過去の傾向、今回の相手関係から人気になるならば軽視したい1頭と言えます。配当妙味を考えれば、他の馬から入った方が思わぬ高配当を手に入れられるかもしれません。

 はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『パーフェクト消去法』を是非お役立てください。

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