新潟大賞典2025に出走予定のショウナンアデイブ(今年1月撮影、ユーザー提供:つぶ貝さん)
セレクトセールで5億1000万円の高値となった
ショウナンアデイブ(牡6、栗東・高野友和厩舎)が、新潟大賞典(4歳上・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。
ショウナンアデイブは父ディープインパクト、母シーヴ、母の父Mineshaftの血統。半姉のキャスリン
ソフィア(
Cathryn Sophia)は16年のケンタッキーオークスの覇者。20年のセレクトセール1歳では同年の最高価格となる5億1000万円(税抜、以下同)の高値で取引された。
ここまで26戦4勝。3走前の修学院Sを制し、待望のオープン入り。その後、2年8カ月ぶりの重賞挑戦となった中山金杯は7着に終わったものの、前走の小倉大賞典で2着に奮闘した。それも勝った
ロングランとはわずかにクビ差。良血開花を印象付ける走りだったので、今回も立ち回り一つで好勝負になるだろう。
国内のセールで取り引きされた馬に限ると、過去最高額の重賞勝ち馬は14年のきさらぎ賞とチャレンジCを制した
トーセンスターダム、19年のきさらぎ賞を勝った
ダノンチェイサー、24年の中日新聞杯覇者の
デシエルトの3頭で2億5000万円。したがって
ショウナンアデイブが勝てば、3頭を抜いて首位浮上となる。まずはここで重賞ウイナーの仲間入りを果たし、さらに上のステージへと駆け上がっていけるか。