◆第42回
エプソムC・G3(5月10日、東京・芝1800メートル、稍重)
今年から日程が繰り上がり、4歳以上の古馬が争う一戦となったG3は18頭立てで争われ、1番人気の
ドゥラドーレス(牡6歳、美浦・宮田敬介厩舎、父
ドゥラメンテ)は後方から脚を伸ばしたが2着に敗れた。22年の毎日杯3着、菊花賞4着以来の重賞挑戦で、右前脚の屈腱(くっけん)炎による長期休養を乗り越え、前走の小倉日経賞Vから初タイトルを狙っていた。クリストフ・ルメール騎手は昨年(
レーベンスティール)に続く史上4人目の連覇が懸かっていた。過去の連覇は、江田照男騎手(99、2000年アメリカンボス)、蛯名正義元騎手(02年ジョウテンブレーヴ、03年
マイネルアムンゼン)、福永祐一元騎手(10年
セイウンワンダー、11年
ダークシャドウ)。
勝ったのは6番人気の
セイウンハーデス(幸英明騎手)。勝ち時計の1分43秒9は、22年10月9日の毎日王冠で
サリオスがマークした1分44秒1を更新するコースレコード。3着は10番人気の
トーセンリョウ(団野大成騎手)だった。