スマートファルコンのさきたま杯V2から15年 4馬身差の圧勝で達成した史上初

2025年06月18日 08:00

10年のさきたま杯を制したスマートファルコン(10年5月撮影、ユーザー提供:ひまわリさん)

 徹底的に地方開催のダートグレード競走にこだわって走り、重賞19勝を挙げたスマートファルコン。印象深いレースは数え切れないほどあるが、今回はレース史上初の連覇となった09年と10年のさきたま杯を振り返りたい、

 スマートファルコンは父ゴールドアリュール、母ケイシュウハーブ、母の父ミシシッピアンの血統。半兄のワールドクリークは99年の東京大賞典の覇者だった。3歳時にジュニアCを制したが、皐月賞で最下位の18着に大敗すると、ダートも転向した。ジャパンダートダービーは2着だったが、白山大賞典で重賞初制覇。JBCスプリントの2着を挟み、浦和記念から快進撃が始まった。短距離から中距離まで幅広くこなし、09年のさきたま杯では前年のJBCスプリントで先着を許したバンブーエールを撃破。重賞6連勝を決める。

 そして5歳となった翌10年もさきたま杯に参戦した。前年同様、かきつばた記念を制しての臨戦。好位の外で手応え良く運び、3角手前で外からスーニが捲ってくると、迷わず動いた。4角までは一騎打ちムードだったが、直線に向くと独走。終わってみれば4馬身差の圧勝で、レース史上初の連覇を果たしたのだった。

 さきたま杯はスマートファルコンが連覇した10年までJpnIIIだったが、11年から23年まではJpnII、そして24年にはJpnIに昇格した。今年はどんなレースが見られるのか。ダートの猛者による激闘を楽しみにしたい。

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