ゴール前、際どい争いで首差の接戦をものにしたアメリカンアフェア(手前)(C)Megan Coggin
英国王室が主催する伝統の開催「
ロイヤルアスコット」は17日、好天の
アスコット競馬場で幕を開けた。
20頭立ての3R・
キングチャールズ3世S(G1、芝直線1000メートル)は横一線の追い比べで馬場の中央から抜け出したアメリカンアフェア(セン5=英J・
ゴールディ、父
ワシントンディーシー)がゴール前、外で食い下がるフロストアットドーンを振り切って首差勝ち。重賞初参戦の前走テンプルS(G2)5着を
ステップにG1をものにした。良馬場で勝ち時計は59秒74。
マルレナンは「思ったほど先行できなかったけど、そこ以外は全てがスムーズだったし、とにかくベストを尽くすしかなかった。最高の騎手、馬たちと一緒に競馬ができて、しかもG1を勝てるなんて本当に素晴らしい」と喜びをかみしめる。
ゴールディ師は「3歳春の初勝利は1400メートルだったけど、どんどん
スピードに磨きがかかっている。今日はいい競馬ができると確信していた。元々、才能があり、
スピードをどうコントロールするかが重要。
リラックスさせることを心がけ、全てがうまくいった」と会心の勝利を振り返った。