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【しらさぎS】チェルヴィニア 切れ味上々 久々マイル戦で輝き取り戻す 太田助手「ここ何戦かで見られなかったシャープさ」

2025年06月19日 06:00

 美浦Wの3頭併せで上昇ムードを感じさせたチェルヴィニア(中央)

 「しらさぎS・G3」(22日、阪神)

 今年新設されたしらさぎSの初代チャンプの座を狙う昨年の2冠牝馬チェルヴィニア。18日の最終追い切りは美浦Wの3頭併せで、直線は2頭の間に入って最後までファイト。ラスト1Fは11秒2と上々の切れ味を披露した。近況は苦戦続きだが、ここで浮上のきっかけをつかめるか。メキメキと力をつけてきた良血馬シヴァースは栗東坂路を余裕の登坂。2連勝中と勢いのあるダイシンヤマトも、美浦Wを軽快なフットワークで駆け抜けた。

 悪い流れを断ち切りたい。昨年の2冠牝馬チェルヴィニアが美浦Wで3頭併せ。直線は一杯に追われる2頭の間に入り、馬なりのまま6F81秒9-37秒0-11秒2を刻んでブルーベリーフィズ(3歳1勝クラス)と併入、レッドヴェロシティ(7歳3勝クラス)には半馬身先着した。1週前の段階では動き切れていない印象もあったが、「重たさは解消しつつあるし、しっかり攻めて動きも悪くなかったです」と太田助手。着実に状態はアップしているようだ。

 2冠奪取後はジャパンCで強豪相手に4着と好走したものの、今季に入ると京都記念9着、ドバイシーマC6着。この馬らしい走りができていない。そこで今回、“カンフル剤”となることを期待して、陣営は桜花賞13着以来となるマイル戦への参戦に踏み切った。

 この中間は調整方法にもメスを入れてきた。走りに緩急をつけて、最後までしっかり脚を使えるように意識。15日は直線で一杯に追い、直前も輸送を控えているなかで最後までしっかり攻めた。「先週末と今週で少し追い切りを工夫したことで、ここ何戦かで見られなかったシャープさが戻ってきている」と同助手は変化を感じ取っている。

 メンバー唯一のG1馬。実績は文句なしでNo.1だ。「近走はゲートも悪くないし、久々のマイルもこなしてくれると思います」。今回をきっかけに輝きを取り戻し、再びG1のステージへ向かいたい。

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