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【函館記念】アルナシーム弾んだ! メンバー唯一の重賞馬が公開調教でファンの前で猛アピール 藤岡佑「この馬らしい動き」

2025年06月26日 06:00

 藤岡佑を背に芝コースを駆け抜けるアルナシーム

 「函館記念・G3」(29日、函館)

 メンバー唯一の重賞馬アルナシームが25日、北の大地で好調を猛アピールした。函館芝コースで行われた最終追い切りでは、ゴール前で強めに追われると弾むようなフットワークを披露。トップハンデの59キロを背負うが、実力馬としての本領を発揮し、3つ目のタイトル奪取に臨む。

 津軽海峡からの朝風を切り裂き、さっそうとターフを駆けた。アルナシームは藤岡佑を背に函館芝で単走追い。折り合い、背中の感触を確かめながらゆったりと4角を回り直線へ。公開調教のため多くのファンがスタンドから熱視線を送るなか、自らをアピールするかのように外ラチ沿いで四肢を伸ばし、5F68秒9-38秒8-11秒9でフィニッシュした。

 4日の栗東CWから4週連続で騎乗した鞍上は「先週も本馬場で追い切ったので慣れてきた。今週はこの馬らしい動き。予定通りに来ていますね」とトーンも上昇。ひと追いごとに状態アップを感じ取っている。

 昨年のマイルCSで初コンビを組み、今回は中山記念以来4戦目。「メンタル、折り合いの成長は感じる。折り合いも去年からずいぶん楽になった」と手応え。早くから能力の片りんは見せていたが、ここにきて心身のバランスが整い、充実期に入った。前走はG1、2走前は道中で外を回り脚をためられなかったことがこたえたが、「1周コースの二千は一番合う」と中山金杯に次ぐ3つ目のタイトルは近い。

 08年トーセンキャプテン、18年エアアンセムで、このレースを制覇している藤岡佑は「勝つには枠、展開、当日の馬場がかみ合うのも必要になる」と、実力だけでは勝てない難しさを熟知している。一方でトップハンデ59キロについては「想定の範囲内」と心配していない。メンバー唯一の重賞馬と実績は上。頼もしい鞍上とともに、真価を問われる一戦で結果を出す。

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