武豊騎手とのコンビでG1を5勝し、昨年末に引退して種牡馬入りした
ドウデュースの引退後のお披露目会について、馬主の株式会社キー
ファーズが5日、今夏に開催を検討していた競馬場での引退後のお披露目会を見送ると発表した。
キー
ファーズの公式X・キー
ファーズサロンで「
ドウデュース引退後のお披露目会について」と題して投稿した。
「いつも
ドウデュースへの温かいご声援を賜り、誠にありがとうございます。この夏に開催を検討しておりました、競馬場での
ドウデュース引退後のお披露目会につきましては、関係者間で慎重に協議を重ねた結果、本年の開催を見送ることといたしました」とファンへ報告。
ドウデュースは昨年の有馬記念で引退する予定だったが、右前肢ハ行のため直前で出走を取り消し、引退式も中止に。昨年11月の
ジャパンCを最後に引退していた。
初年度の種付け料は史上4位となる1000万円。キー
ファーズは「現在
ドウデュースは、種牡馬として新たな一歩を踏み出し、日々穏やかに過ごしております。引退後という大きな環境の変化の中でも元気に過ごしておりますが、彼の心身への負担や安全面を総合的に考慮し、無理をさせないことが最善と判断いたしました」と現状を説明。馬最優先での開催見送りに「お披露目会を楽しみにしてくださっていたファンの皆さまには、深くお詫び申し上げます」と待ち望んでいたファンへ謝罪した。
「これからは、
ドウデュースの産駒たちがターフに登場する日を、私たちと一緒に楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。引き続き、
ドウデュースと、その未来を担う子どもたちへの温かいご声援をどうぞよろしくお願いいたします」と結んだ。この投稿に、ネットでは「馬
ファーストの英断かと。彼の気持ちが分かる人間がいて良かった」、「種牡馬生活頑張れ!
ドウデュース!!」などと、種牡馬1年生の名馬へ温かい声援が送られている。