2億2000万円で落札された「シュガーハートの2025」(C)Japan Racing Horse Association
◇セレクトセール2025 2日目当歳セール
夢が広がる血統だ。上場番号327番「
シュガーハートの2025」(牡)はG1・7勝で種牡馬入りし、既に多くの活躍馬を出している
キタサンブラックの半弟にあたる
コントレイル産駒。リザーブ価格(最低落札価格)6000万円で始まったセリは2億2000万円でY’s consignment salesが競り落とした。預託予定の矢作師は「お母さんが20歳ということを考えると第一印象は凄く驚いた。これまで2回、見たけど、さらに良くなっている。賢そうなところは父に似ています」と元管理馬でもある20年無敗3冠馬の姿をだぶらせた。
同じく半兄に昨年青葉賞を制した
シュガークンもいる。「オーナーは(価格的に)どこまででも行くと言ってくださった。よく落とせたと思う。父のいいところを受け継いでいるし、ダービーを目標にクラシックに乗せたい」と大舞台を意識していた。
《
ウシュバ全弟8400万円、
デアリング半弟8200万円》この日は他にもG1馬の弟が取引された。
ウシュバテソーロの全弟「
ミルフィアタッチの2025」(牡、父
オルフェーヴル)はDMM.comが8400万円で落札。26億円超を稼ぎ、歴代獲得賞金ランキング1位の兄は当セリにおける“出世頭”だ。DMMドリームクラブ代表代行の椎名竜大氏は「(預託先の)福永調教師が“これがいい”とおっしゃっていたので。ダート向きだと思うし、人気のある血統なのでたくさんの方々に(一口に)参加していただきたいです」と笑顔。20年に史上初となる無敗の牝馬3冠を達成した
デアリングタクト(父
エピファネイア)の半弟「
デアリングバードの2025」(牡、父
コントレイル)は、田畑利彦氏に8200万円で落札された。