牝馬3冠を達成したジェンティルドンナ=2012年10月
国内外でG1を7勝した3冠牝馬
ジェンティルドンナ(牝16歳)が繁殖を引退することが15日、分かった。ノーザン
ファームの吉田俊介副代表が「繁殖牝馬を引退しました。今は功労馬として放牧地でのんびりしてもらっています。元気にしています。自分もすごいのに、子どももG1馬を出してすごい馬です」と説明し、偉業をたたえた。
同馬は栗東・石坂正厩舎からデビューし、12年に史上4頭目の牝馬3冠を達成。史上初の
ジャパンC連覇に加え、14年ドバイシーマCや有馬記念を制し、12、14年と2度の年度代表馬に輝いた。繁殖入り後は3番子の牝馬
ジェラルディーナ(父
モーリス)が22年エリザベス女王杯で産駒としてG1初V。デビュー前の産駒には2歳(父
ドレフォン)と1歳(父
エピファネイア)と2頭の牝馬がいる。