ポプラS2025に出走予定のグラウンドビート(24年4月撮影、ユーザー提供:sssさん)
社台
ファームが誇る名牝系出身の
グラウンドビート(セ4、美浦・田村康仁厩舎)が、日曜札幌10Rのポプラステークス(3歳上・3勝クラス・ダ1700m)でオープン入りを狙う。
グラウンドビートは父
ロードカナロア、母ダンスファンタジア、母の父ファルブラヴの血統。母は11年のフェアリーSの勝ち馬。このレースはフランスから短期免許で来日していたA.クラストゥス騎手のJRA重賞初制覇でもあった。そして祖母の
ダンスインザムードは04年の桜花賞、06年のヴィクトリアマイルの覇者。04年の天皇賞(秋)でゼンノロブロイの2着に食い込むなど、牡馬相手にも何度も好勝負を演じた名牝だった。遡れば曾祖母は名繁殖牝馬の
ダンシングキイなので、古くは
ダンスパートナーやダンスインザダークにスズカマンボ、最近では
カムニャックと同じ一族となる。
ここまで10戦3勝。デビュー4戦目からダートに転じたことが吉と出て、未勝利→1勝クラス→2勝クラスと3連勝。3勝クラスに昇級後は7着、10着、11着、6着と精彩を欠いているが、前走の薫風Sで久々に先行力が見られたことは収穫だ。加えて今回は自身初の小回り1700mだから、上昇を期待できるシチュエーション。前々でリズム良く運べるようなら、ガラリ一変で勝利をつかみ取り、悲願のオープン入りとなっても驚けない。