大外から鋭く伸びて札幌日経賞を勝ったスティンガーグラスと北村友一騎手(3番)(カメラ・山下 優)
7月27日の札幌11R・札幌日経賞(3歳上オープン・リステッド、芝2600メートル=10頭立て)は、北村友一騎手が乗った単勝1番人気の
スティンガーグラス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父
キズナ)が、後方から4角で大外に持ち出し、勢いよく伸びてゴール前で差し切った。これがオープン初勝利で、通算9戦5勝とした。半馬身差の2着に6番人気のフルール(佐々木大輔騎手)が入り、さらに1馬身1/4差の3着に5番人気の
マイネルカンパーナ(丹内祐次騎手)が続いた。勝ちタイムは2分41秒7(稍重)。
北村友騎手は「すごく教育が行き届いている馬です。少し口が強いけど、ちょうどいいところでキープできました。4コーナーまでいい形で迎えられて、踏み遅れないように動かしていこうと気合をつけましたが、反応自体はしぶかったかなと思います。まだまだ不器用なところがあるので、器用さが出てきたらいいなと思います」と振り返り、今後の伸びしろに期待した。
管理する木村調教師は「前走(目黒記念)はがっかりしましたが、立ち直ってくれましたね。スタッフがよくやってくれたと思います。夏はもう使いません。秋にまた重賞でチャレンジできるように頑張ります」と気を引き締めていた。